『怪獣8号』後半で突如ラスボス的存在として登場した「エリンギ（怪獣9号）」は、物語の流れにおいて唐突に重要な位置付けを担うようになりました。
序盤では単なる特異個体として登場し、その外見は頭部が細長く伸びた人型寄りのシルエット。
キノコのエリンギに似ていることからファンが命名し、なんJでも軽いネタ感とともに話題になっています。
しかし、ラスボス格としての活躍や存在感には、読者の間で賛否が分かれる場面が少なくありません。
なんJでは、「怪獣8号 エリンギ しつこい」「怪獣8号 つまらない なんJ」といった批判的な意見が多く見られます。
これは、エリンギが序盤ではただの知性を持つ珍しい怪獣として描かれ、正体や目的が謎に包まれていたこと、そして中盤以降も脱皮・分身・要人吸収といった強力な能力を次々と披露する一方で、
主人公カフカとの因縁や物語との必然的なつながりが十分に描かれなかったことに起因しています。
その結果、読者にとっては「ラスボス化の必然性が薄く、盛り上がりが足りない」と感じられ、しつこさや退屈さを指摘される一因となりました。
本記事では、エリンギの初登場からラスボス化までの経緯、正体や能力、物語における役割を順を追って整理します。
記事のポイント！
怪獣8号 エリンギ（怪獣9号）の正体とラスボス化の評価:なんJでの反応まとめ
怪獣９号のイメージ画像です
エリンギの外見とファンからの呼称
『怪獣8号』におけるエリンギ（怪獣9号）は、物語序盤では単なる特異個体として登場しました。
外見は頭部が細長く伸びた人型寄りのシルエットで、全体的にスリムかつ人間的なプロポーションを持ち、従来の怪獣像とは一線を画しています。
この独特な見た目が、キノコの「エリンギ」に似ていることから、ファンの間で“エリンギ”と呼ばれるようになりました。
エリンギについては、ネット上でさまざまな感想が飛び交っています。
- 「地味すぎる」
- 「巨大怪獣とのバトルなら ダンダダン の方が解像度が高かった」
- 「下半身が貧弱」
など、作者の“怪獣センス”に対する疑問も多く見られます。
また、「怪獣といえばウルトラマンやゴジラ。これは怪獣ではなく怪人では？」という意見もあり、なんJでも“エリンギ”という呼称がネタとして広まりつつあります。
結果として、そのユーモラスな外見がむしろ話題を呼んでいるようです。
怪獣９号（エリンギ）序盤での立ち位置と物語への影響
初登場は最終審査での怪獣討伐です
キコルが本獣を撃破して審査が終了した直後、突如として人型の怪獣――怪獣9号が現れました
その姿は細身で不気味で。ファンの間では「エリンギ」と呼ばれることもあります
何より衝撃だったのは、彼が“言葉を話す”という点でした
それまでの怪獣には見られなかった高度な知性を持ち、人間のように会話を交わすことができたのです
怪獣9号は、指先から衝撃波を放つ攻撃で防衛隊を圧倒し、キコルをも追い詰めますが
カフカが怪獣８号に変身し９号（エリンギ）を撃退しています
以後、彼は“知性を持つ怪獣”として、人間社会に深く介入する異質な存在として描かれていくことになりますが…
このときは、まだ怪獣９号の恐ろしさを我々読者はわかってはいませんでした
怪獣9号の恐怖――人間に化け、進化を続ける“知性を持つ怪獣”の真の脅威
人間に化けた怪獣９号のイメージ画像
怪獣9号の恐ろしさは、初任務である相模原討伐作戦においても際立っています
このとき、彼は解体作業員に化けて現れており、人間に擬態したまま、裏で自らが生み出した怪獣たちを次々と送り込んでいました
さらに、のちに試作品である「怪獣10号」をはじめ、識別怪獣クラスの怪獣を自ら創り出すまでに至ります
新たに生み出された怪獣たちは、いずれも従来の個体とは異なり、防衛隊への対策が施され、独自の能力を備えていました
このことからも、怪獣9号が単なる“力の怪獣”ではなく、知略と計画性を兼ね備えた存在であることがわかります
その他にも、怪獣9号は結界のような空間を作り出す能力を持つほか、吸収した人間の記憶までも引き継ぐことができました
そのため、記憶や人格を巧みに利用し、周囲に疑われることなく人間社会へと溶け込むことができたのです
想像してください。知性のある怪獣が自分たち一般人に化けて生活をしている怖さを、その怪獣は日々学び着々と賢くなっていると想像してみたら、いかに、怪獣９号が規格外かがわかると思います
防衛隊にとっても、初めて遭遇する「人型・知性派怪獣」としての認識であり、その正体や目的は謎に包まれていました
ラスボスはエリンギ⁉――怪獣9号の進化
怪獣９号のもっと厄介な能力は人間を吸収してその記憶を利用し、社会に潜伏し――怪獣9号は着実に力を蓄えていくことです
物語が進むにつれ、彼は単なる「特異な個体」にとどまらず、やがて黒幕的な存在へと進化していきます
脱皮、分裂、人間の吸収といった多彩な能力を駆使し、防衛隊すら圧倒する力を手にするのです
なかでも厄介なのが、吸収による学習能力と記憶の継承でした
怪獣9号が仕掛けた策略――四ノ宮功を吸収するための壮絶な罠
怪獣９号はある作戦を立てます
エース級の戦力を意図的に分散させ、一人ずつ確実に葬ろうとします――その姿は、もはや怪獣というより、冷徹な軍師や狡猾な策士と呼ぶにふさわしい存在といえるでしょう
この作戦には続きがありました
怪獣9号の真の目的――それは、識別怪獣兵器（ナンバーズ）「2号」を装備していた日本防衛隊長官・四ノ宮功を吸収することだったのです
防衛隊本部に現れた怪獣9号は「怪獣2号」を装備した四ノ宮功と激しく激突します
四ノ宮功も長官としての誇りを懸け、限界を超えた力で怪獣9号に立ち向かいます
しかし、「怪獣2号」の装備は肉体への負荷があまりにも大きく、次第に力尽きていきます
最後まで抗い続けたものの、四ノ宮功はついに怪獣9号に吸収されてしまうのです
こうして怪獣9号は「怪獣2号」の力を完全に手に入れ、かつてないほどの進化を遂げます
もっとも厄介なのは、四ノ宮功の記憶までも取り込んだことで、防衛隊の戦術や組織構造、そして弱点に至るまで把握するようになり、まさに人類にとって最大の脅威となったのです
怪獣9号は事実上の「ラスボス」として物語に君臨していくのです
怪獣9号が恐れたエース格 亜白ミナについては
「亜白ミナ くしゃみが話題に！怪獣8号の美人隊長の魅力を徹底解説」でよりくわしく解説しています。気になる方は ぜひあわせてチェックしてみてください
怪獣9号の逃走劇｜“怪獣の時代”を告げる恐怖の宣言
しかし、吸収直後の怪獣9号は強い拒絶反応に見舞われ、形状を変化させながら逃走を試みます
鳴海と8号は逃がさせてくれません、９号は対応に手間取ってしまいます
怪獣9号は新たな作戦を考えます
それは、人間の“弱点”――助け合おうとする心理を巧みに利用するものでした
彼は群発災害を引き起こし、大怪獣クラスであるフォルティチュード8.0級の怪獣群を一斉に出現させ、各地で暴れさせます
防衛隊が救援と鎮圧に追われる中、その混乱に乗じて怪獣9号は見事に逃走を果たしまします
「次に私が動く時、怪獣の時代が始まる」と言って…
怪獣9号、ついに宣戦布告｜全国で群発災害を起こした“知性怪獣”の恐怖
次に現れた怪獣9号は全国各地に怪獣を出現させます。意図的に群発災害を引き起こしました
出現した怪獣たちは、大都市や発電所など人類にとって重要な拠点を狙って行動し、社会全体を混乱の渦へと陥れていったのです
また、怪獣９号は公共電波をジャックし、自らの存在を全国へと知らしめ、人々の不安と恐怖を徹底的に煽りました。これらの行動はすべては、最終決戦へとつながる布石だったのです
この行動の裏には、鳴海隊長と8号を炙り出すという明確な狙いがありました
さらに怪獣9号は、防衛隊を殲滅するための新たな計画を実行に移します
自らの手で創り出した防衛隊対策済みの怪獣――11号から15号までを次々と用意し、それぞれが特定の隊員や戦術に対応できるよう綿密に設計されていていました
すべては、防衛隊という人類最後の砦を完全に葬り去るための布陣でした
怪獣8号 エリンギ なんJの評価まとめ｜“しつこい・地味”と言われた真相を考察
ガイルと思わせての怪獣9号かもしれない https://t.co/7qor2oazC7 pic.twitter.com/oTWdWnGLtZ
— SAQER (@saqer_one) October 15, 2025
序盤のエリンギが「怪獣8号 つまらない なんJ」と言われた理由
しかし、初登場時のエリンギは、世界の元凶や物語全体の黒幕としての立場はなく、あくまで「知性を持った珍しい怪獣」という印象に留まっていました
そのため、序盤ではラスボスとしての強大さや必然性を読者が直感的に感じることは難しく、物語への盛り上がりも限定的でした
なんJでは、この序盤の印象から「怪獣8号 つまらない なんJ」といった声も散見され、ラスボスとしての存在感や緊張感の不足を指摘する読者も多く見られました
初登場時の小物感と、後のラスボス化のギャップが、読者の評価や議論を分ける大きな要因となっています
序盤と中盤以降のギャップが生む読（なんｊ）の違和感
序盤では知性派の珍しい怪獣に過ぎなかったエリンギが、中盤以降に脱皮・分身・要人吸収といった圧倒的な能力を披露することで、事実上ラスボスとしての存在感を示します
この変化があまりに急であったため
序盤の印象と中盤以降の強大さのギャップが大きく、なんJでも「序盤の印象のままだと盛り上がらない」といった議論が活発化しました
デザインとキャラクター性：怪獣9号 エリンギ ダンス
怪獣９号のイメージ画像
エリンギはラスボス級の立場を担うにもかかわらず、デザイン面では読者から「地味」「怪獣というより怪人」と評されることが多いです
こうした外見の地味さや人間的な動作から、なんJでは戦闘中の動きが軽妙に見えることに着目され、「怪獣9号 エリンギ ダンス」といったネタが生まれました
キャラクターとしての個性はあるものの、ラスボスとしての威圧感や存在感は薄く映る傾向があります
物語展開の引き伸ばし：怪獣8号 9号 しつこい
エリンギは序盤から終盤まで長期間にわたり登場しますが、その戦いは「登場 → 少し戦う → 撤退」というパターンの繰り返しです。これに対し、なんJでは「怪獣8号 9号 しつこい」といった声が散見されます
結果として「怪獣8号 つまらない なんJ」といった評価も増え、物語展開に対するストレスを感じる読者が少なくありません
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エリンギ（ラスボス）としての違和感：怪獣8号 なんJ
他作品のラスボスと比較すると、エリンギのラスボス感の薄さは際立ちます
- ヴォルデモート（ハリーポッター）：物語開始時点から世界を恐怖で覆し、主人公と直結
- 鬼舞辻無惨（鬼滅の刃）：鬼を生み出した張本人で、物語中の敵はすべて彼の影響下
これらは「最初からラスボスである必然性」があり、読者は倒す手段に注目するだけで違和感はありません
一方、エリンギは序盤では単なる珍しい個体で、世界の元凶ではありません
なんJでは「なぜこの怪獣がラスボスに？」と疑問が散見され、成り行きでラスボス格に昇格した印象が強く、納得感に欠けるとされています
参考資料：怪獣8号の「エリンギとかいう章ボスからラスボスまで全て押し付けられまくった敵」を見てこの漫画の持つ●●の特性に気づいてしまった読者の反応集
怪獣8号 エリンギとは？なんJで話題のラスボス評価と不評の理由を徹底解説の概要
記事の内容をまとめました
1. 呼称と外見（ファン・なんJでの反応）
- 通称「エリンギ」の由来： 頭部が細長く伸びた人型寄りのスリムなシルエットが、キノコのエリンギに似ていることから、ファンの間で命名されました。
- デザインへの評価： 従来の巨大な怪獣像と異なり人型寄りで、「地味すぎる」「怪獣ではなく怪人では？」といった批判や、作者の「怪獣センス」への疑問がなんJなどで見られます。
- ネタ化： その人間的な動作から、戦闘中の動きが軽妙に見えることが着目され、「怪獣9号 エリンギ ダンス」とネタ化されることもあります。
2. 序盤の立ち位置と能力
- 初登場： 防衛隊の最終審査の直後に突如として現れました。
- 序盤の特徴： それまでの怪獣には見られなかった高度な知性を持ち、人間のように言葉を話す異質な存在として描かれました。
- 真の脅威：
- 人間に擬態して社会に潜伏し、裏で怪獣たちを操る知略と計画性を兼ね備えています（相模原討伐作戦など）。
- 脱皮、分身、人間の吸収、記憶の継承といった多彩な能力で進化を続けます。
- 試作品である「怪獣10号」など、防衛隊への対策が施された識別怪獣クラスの怪獣を自ら創り出すことができます。
3. ラスボス化の経緯と物語における役割
- 最大の目的： 識別怪獣兵器「2号」を装備していた日本防衛隊長官・四ノ宮功を吸収することでした。
- ラスボスへの進化： 四ノ宮功を吸収したことで、「怪獣2号」の力を完全に手に入れ、さらに長官の記憶も取り込み、防衛隊の戦術や弱点を把握するようになり、事実上のラスボスとして君臨しました。
- 宣戦布告： 群発災害を引き起こして防衛隊の戦力を分散させ、その混乱に乗じて逃走し、「次に私が動く時、怪獣の時代が始まる」と恐怖の宣言をしました。
- 最終決戦への布石： 全国各地に怪獣を出現させる群発災害を起こし、公共電波をジャックして自らの存在を知らしめました。
4. なんJでの批判と不評の理由
- 「しつこい」との指摘：
- 序盤から終盤まで長期にわたって登場し、戦闘パターンが「登場 → 少し戦う → 撤退」の繰り返しであったため、「怪獣8号 9号 しつこい」といった声が多く見られました。
- 決着の節目が曖昧で、物語展開の引き伸ばしと感じられやすい点がストレスとなりました。
- 「つまらない」との指摘：
- 初登場時の「知性を持つ珍しい怪獣」という小物感から、中盤以降のラスボス格への昇格が急展開であり、必然性が薄いと感じられました。
- 主人公カフカとの因縁や物語の黒幕としての因果関係の積み上げが不十分で、ラスボスとしての納得感や緊張感が不足している点が指摘されました。
- デザインの迫力不足：
- 戦闘スタイルが人型で、従来の怪獣ファンがイメージする災害級の迫力や恐怖感が薄いことも、「地味」と評される一因となりました。
