プジョー508と508 SWは、ファストバックとステーションワゴンという異なるスタイルで、デザインと実用性を兼ね備えた魅力的な車です。
とはいえ、その個性的なデザインが一部の人には「ちょっとダサい」と映ることもあるかもしれません。
ファミリーユースからビジネスユースまで幅広く支持されるこれらのモデルは、スポーティさと洗練さを両立したデザインが特徴です。
また、先進的なi-Cockpitや多彩なドライブモード、環境性能を備え、快適でエコなドライブ体験を提供しています。
この記事では、508と508 SWのデザインや機能の違いに触れつつ、購入前に知っておくべき注意点や安全機能について詳しく解説します。
記事のポイント!
- デザインとスタイル: ファストバックとステーションワゴンの2つのスタイルを持ち、スポーティさと洗練さを両立。
- 多用途性: ファミリーユースからビジネスユースまで対応し、広いラゲッジスペースを確保。
- 先進的な技術: i-Cockpitや多彩なドライブモードを備え、快適なドライブ体験を提供。
- 運転支援機能: 緊急ブレーキや車線維持支援など、安全性を向上させる技術を装備。
- 後悔ポイント: 後部座席の居住性やトランクの使い勝手、インフォテインメントシステムの操作性に改善要望が多い。
「セダンはダサい」を覆す!新型プジョー508のデザインと実力を徹底解剖
セダンが「ダサい」と言われる理由とは?その背景を解説
セダンは、長い歴史の中で多くの人々に愛されてきた車両タイプです。
しかし、近年では「セダンはダサい」という声が聞かれることも増えています。その背景には、以下の2つのポイントが挙げられます
年配層向きのイメージとセダンの課題
セダンは、落ち着いたデザインと快適な乗り心地を提供することから、特に年配層に支持される傾向があります。
しかし、この特徴が若い世代には「年配層向き」というイメージを与えがちです。
洗練されたデザインや最新技術を重視する若者にとって、セダンは魅力的な選択肢ではないことが多く、SUVやハッチバックのようなアクティブなライフスタイルに合う車両が支持される傾向があります。
このトレンドは、セダンの人気低下につながる一因となっています。
スペース効率の課題
セダンの構造上の特徴として、トランクとキャビンが分かれている点が挙げられ
デザインにより荷物を積む際の柔軟性が制限され、特に大きな荷物や複数の荷物を運ぶ場面では不便を感じることがあります。
さらに、後部座席を倒せないモデルも多いため、アウトドアや旅行など荷物が多くなるシーンでは実用性が低いと見なされる場合があります。
一方で、SUVやワゴンタイプがこのニーズを満たしていることが、セダンの選択肢から外れる理由となっています
スタイリッシュで実用的!進化した新型プジョー508シリーズの魅力とは
プジョー508は、スポーティで洗練されたデザインが特徴のスタイリッシュなファストバックセダンです。
その流れるようなシルエットは見る者を惹きつけ、優れた走行性能がドライバーに特別な満足感を提供します。
一方で、508 SWはワゴンモデルとして設計され、広大なラゲッジスペースと高い多用途性を兼ね備えています。
家族での旅行やアウトドアアクティビティなど、日常使いから特別なシーンまで幅広く対応するのが魅力です。
プジョー508の「かっこいいデザイン」と「快適な乗り心地」
プジョー508は、かっこいいデザインと高い実用性、さらに快適な乗り心地を兼ね備えた魅力的なモデルです。
ファストバック:洗練されたスポーティデザイン
セダンの上品さとクーペのスポーティなスタイルを融合したファストバックは、細身のシルエットとシャープなラインが特徴です。
見る角度によって異なる美しさを楽しめる洗練された外観は、静止しているだけでも強い存在感を放ちます。
SW:実用性と美しさを兼ね備えたシューティングブレーク
一方、スポーティさと実用性を両立したSWは、滑らかなルーフラインが広いラゲッジスペースを確保しながらも、優雅なデザインを損ないません。
アウトドアやファミリーユースにも最適な力強くエレガントなスタイルが魅力です。
快適でダイナミックな走行性能
プジョー508は、ドライビングの楽しさと快適さを追求した走行性能も大きな特徴です。高性能サスペンションシステムにより、スムーズで安定した乗り心地を実現。
スポーツモードではダイナミックな加速やハンドリングを楽しめる一方、コンフォートモードでは街乗りや長距離ドライブでの快適さを提供します。
また、効率的な燃料消費を可能にするストップ&スタート機能を搭載しており、環境への配慮も万全です。
プジョー508のドライブモードには、「エコ」、「ノーマル」、「コンフォート」「スポーツモード」の4種類があります。
エコモード
エンジンの出力やエアコンの設定が燃費を重視するよう調整され、燃料消費を抑えることができます。環境に配慮した走行を心がける場合や、燃費を最大限に引き出したいときに有効です。
ノーマルモード
日常の走行に適したバランスの取れた設定になっており、エンジン出力やサスペンションの調整が全体的に均衡が取れており、様々なシーンに対応する標準的なドライビング提供します
コンフォートモード
サスペンションが柔らかく調整され、路面からの衝撃を効果的に吸収することで、快適な乗り心地を提供します。長距離の移動や市街地でのリラックスしたドライブに最適です。
スポーツモード
アクセルレスポンスがより鋭くなり、エンジン出力とトランスミッションのシフトタイミングが最適化され、ダイナミックで力強い走行が楽しめます。ステアリングのフィーリングもスポーティに調整され、より積極的なドライビングを求める際に適しています。
選べるパワートレイン「POWER OF CHOICE」
プジョー 508は、あなたのドライビングスタイルに応じて選べる3種類の多彩なパワートレインが用意されています。詳細は下記の表をご覧ください。
(参考:プジョー508 カタログ)
広々としたラゲッジスペースで日常から特別なシーンまで対応
プジョー508は、コンパクトなスタイルを保ちながらも、優れたラゲッジスペースを備えています。
通常時で487リットル、後部座席を倒すことで最大1,537リットルの広大な収納スペースを確保。
買い物や日常使いに最適なサイズでありながら、大きな荷物にも柔軟に対応します。
一方、508 SWはさらに実用性を追求したモデルです。
通常時で530リットルの荷室容量を誇り、リアシートを倒すと1,780リットルまで拡張可能です。
この広いスペースは、家族旅行やアウトドアアクティビティにも対応し、大容量の荷物を余裕で積むことができます。
スポーツ用品やキャンプギアも問題なく収まるので、アクティブなライフスタイルを送る方にぴったりです。
どちらのモデルも使いやすさと多用途性を兼ね備えており、ライフスタイルに応じてさまざまなシーンで活躍します。
特に、プジョーは課題をしっかりと克服し、イメージの向上にも成功して、より魅力的な選択肢となっています。
プジョー508 SWの乗り心地と利便性の融合
プジョー508 SWは、利便性を追求した機能が充実しており、快適な使い心地と優れた乗り心地を提供します。
ハンズフリー電動テールゲートは、両手がふさがっているときでも簡単に荷室を開閉でき、買い物帰りやアウトドアシーンで大活躍します。
また、6:4分割可倒式シートを採用しており、荷物のサイズや形状に応じて柔軟に調整可能です。
さらに、ラゲッジフックレールやラゲッジセパレーションネットといった便利な装備が、荷物の整理整頓をサポートします。
これにより、大容量の荷物をスムーズに積み下ろしでき、アウトドアや日常の用途にも最適です。
加えて、508 SWはしなやかなサスペンションと静粛性に優れた車内環境を備え、長距離移動でも疲れにくい快適な乗り心地を実現。
高品質なシートと洗練されたインテリアデザインが、ドライバーと乗員にリラックスしたドライブ体験を提供します。
508 SWのユーティリティ機能と乗り心地は、実用性と快適性を兼ね備えた理想的な装備で、忙しい毎日をサポートしてくれる心強い味方です。
日常からレジャーまで、あらゆるシーンで信頼できる相棒として活躍します。
革新的なドライビング環境「i-Cockpit」
プジョー508は、ドライバーに特別な運転体験を提供するために開発された「i-Cockpit」を採用しています。
この独自の内装設計は、運転に集中できる快適な環境を追求したものです。
小さめのステアリングホイールは操作感を向上させ、計器類が視線に自然に入る高位置ディスプレイの配置によって、ドライバーの視線移動を最小限に抑えます。
さらに、直感的に操作できるタッチスクリーンが使いやすさを向上させています。
車内空間をさらに魅力的にするのが、細部にこだわった高品質な仕上げです。座席には上質な素材が使われており、視覚的にも触覚的にも高級感を楽しむことができます。
また、音響面では高性能スピーカーシステムが採用されており、移動中でも迫力のある音楽を楽しむことが可能です。
このように、i-Cockpitはプジョー508のドライビング体験を向上させる重要な要素であり、快適性、機能性、そして上質さを兼ね備えた設計となっています。
高度な運転支援技術で安心ドライブをサポート
プジョー508は、ドライバーの負担を軽減し、安全性を向上させるために、さまざまな運転支援機能を装備しています。
緊急時に自動でブレーキをかける機能や、車間距離を保ちながらスムーズに走行をサポートするシステムなどが備わっており、長距離運転や渋滞時のストレスを軽減します。
また、車線内を安定して維持する機能により、高速道路での運転も安心です。これに加えて、夜間や視界が制限される場面では、暗闇でも周囲の状況を検知するシステムや、全方位を確認できるカメラが安全性をさらに高めてくれます。
これらの先進的な技術が、ドライバーや同乗者の安心感を支え、どのような状況でも安全なドライブを提供します。。
プジョー508の主なリコールと故障に注意すべきポイント
プジョー508は、そのスタイリッシュなデザインと先進的な技術で多くのドライバーに愛されていますが、過去のリコール情報からいくつかの故障傾向が見えてきます。ここでは、特に注意が必要な部品やシステムについて解説します。
1. 電気装置
プジョー508において、電気装置に関するリコールが複数回発生しています。具体的には、エンジンコントロールユニット(ECU)やボディ電装品ユニット(BSI)など、電子制御に関連する部品が対象となっています。
これらの不具合は、車両の動作に直接影響を及ぼすため、特に注意が必要です。
2. 排出ガス関連装置
排出ガス浄化システム、特に粒子状物質浄化装置(DPF)に関するリコールも見受けられます。
これらの装置は、環境基準を満たすために重要な役割を果たしていますが、故障が発生すると排出ガスの処理能力が低下し、環境への影響が懸念されます。
3. 車体装置
プジョー508では、ドアロック装置やルーフキャリアなど、車体に関連する部品でもリコールが報告されています。これらの部品は、日常の使用においても重要な役割を果たしているため、信頼性が求められます。
4. サスペンション関連
サスペンションに関しても、リアサスペンションボルトやロアアームボルトの不具合がリコール対象となっています。これらの部品は走行性能や乗り心地に大きく影響するため、定期的な点検が推奨されます。
5. 制動装置
ブレーキに関する不具合も見逃せません。ブレーキマスターバックなどのリコールがあり、安全性に直結する部分であるため、特に注意が必要です。
(参考: プジョーオフィシャル リコール関連情報)
プジョー508によくある質問とお得な情報
プジョー508の「猫足」とは?
「猫足」とは、プジョーの車両に特有の滑らかで快適な乗り心地を表現した愛称です。
この言葉は、まるで猫が地面に吸い付くように柔らかくしなやかな足回りを持つことから生まれました。
プジョー508の足回りは、凹凸のある道路でもしっかりと衝撃を吸収し、安定感のあるスムーズな走行を実現します。
この独特の乗り心地は、長時間のドライブでも疲れにくく、乗る人すべてに快適さを提供します。
この「猫足」の特性は、プジョー独自のサスペンション設計やチューニングによるもので、柔軟性と安定感を見事に両立しています。
滑らかな乗り心地を求める方には、一度試してみる価値があるでしょう。
プジョー508の中古車を購入を検討しています、失敗しないための注意点はありますか?
簡易ですが以下の事を注意してください
いろいろな店舗を訪れたり、友人や知人にアドバイスを求めたりすることで、注意すべき点や価格の適正性についてより良い判断ができます。
複数の情報源を確認することが、信頼できる中古車を選ぶためには非常に重要です。
まずは、大手の販売店をチェックしてみましょう。
プジョー508の知らないと後悔する補助金情報
プジョー508および508 SWのハイブリッドモデルは、国や地方自治体の補助金対象車両です。
適用される補助金の詳細については、以下の表をご参照ください。
(参考:プジョー オフィシャルサイト)
詳しくはプジョーの公式サイトをご確認いただくか、お近くの販売店にお問い合わせください。
プジョー 508:ダサいなんて言わせない、美しさと革新が交差するセダンの統括
記事のポイントをまとめています。
- デザイン: ファストバックとステーションワゴンのスタイルで、スポーティさと洗練さを両立。
- 用途: ファミリーユースからビジネスユースまで対応。
- 快適性: 先進的なi-Cockpit、ドライブモード、環境性能を備えた快適なドライブ体験。
- モデルの違い: 508はファストバック、508 SWはワゴンモデルでラゲッジスペースが広い。
- デザインの魅力: 両モデルは美しい外観と高い実用性を兼ね備えている。
- ラゲッジスペース: 508は487リットル(最大1,537リットル)、508 SWは530リットル(最大1,780リットル)。
- 乗り心地: 508 SWはハンズフリー電動テールゲートや可倒式シートを備え、利便性が高い。
- セダンへの偏見: 年配層向きのイメージやスペース効率の課題が若者に敬遠される理由。
- パワートレイン: ガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッドから選べる。
- i-Cockpit: 小径ステアリングホイールとタッチスクリーンで快適な運転体験を提供。
- 運転支援技術: 緊急ブレーキ、車線維持支援、夜間視界支援機能を装備。
- ドライブモード: スポーツ、コンフォート、エコ、ノーマルの4種類。
- リコール情報: 電気装置、排出ガス関連、サスペンションの不具合に注意。
- 後悔ポイント: 後部座席の居住性、トランクの使い勝手、インフォテインメントの操作性、静粛性が課題。
- プジョー508は「猫足」と称される快適な乗り心地が特徴で、スタイリッシュさと実用性を兼ね備えた車両です。
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