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「rx7 やめとけ」はウソ?それとも本当?5つの維持費リスクと知られざる中古車選びの落とし穴

RX-7(特にFD3S型)のサンバーストイエローが海沿いを走っているイメージ画像 国産車
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「RX-7、やめとけ」

そんな言葉をネットで見かけて、ドキッとしたことはありませんか?

ロータリーサウンド、流れるようなボディライン──特に3代目FD3S型は、走り屋たちの伝説として今もなお語り継がれています。映画や漫画でその姿に惚れ込み、「いつかは乗りたい!」と憧れを募らせた人も多いでしょう。

でも、いざ本気で購入を検討し始めると、目に飛び込んでくるのはネガティブな声の嵐。

  • 「RX-7やめとけ、維持できん」
  • 「貧乏人には無理ゲー」
  • 「買ったら人生詰むぞ」

そんな言葉に触れるたびに、胸がざわつき、夢から覚めたような気持ちになるのではないでしょうか。

でも、安心してください。この記事では「RX-7やめとけ」という言葉の本当の意味を、偏見や感情論ではなく、客観的かつ冷静に解き明かしていきます。

なぜ「RX-7 やめとけ」と言われるのか?

この言葉には、「憧れの車を維持するには覚悟が必要だ」というリアルな警告が込められています。

たしかに、ロータリーエンジン特有のメンテナンスや、年々高騰する中古車価格、パーツの入手難易度など、知らずに手を出すと「こんなはずじゃなかった…」と後悔するケースが後を絶ちません。

この記事でわかること!

  • RX-7の維持費のリアル
  • 維持に必要な年収
  • 故障リスクと対策法
  • 失敗しない中古車選びのポイント
  • 憧れを諦めたくない人への代替案

情報に振り回されるのは、もう終わりにしましょう。この記事を読み終えるころには、「RX-7 やめとけ」という言葉の裏にある真実とリスクを知り、**自分にとって本当に手を出すべき車なのか?**冷静に判断できるようになっています。

夢を見るのは自由。でも、夢を叶えるには、現実と向き合うことも必要です。

さあ、「RX-7と本気で向き合う準備」はできていますか?
それでは本編に進みましょう。

  1. 「rx7 やめとけ」と言われる本当の理由:維持の現実と知られざる苦労
    1. rx-7 維持できない人がいるのはなぜ?具体的な理由
      1. 1. 燃費がとにかく悪い
      2. 2. オイル消費とメンテナンスの手間が重い
      3. 3. 経年劣化による故障のリスクが常につきまとう
    2. Fd3s(RX-7) 維持 年収はいくら必要?リアルな維持費シミュレーション
      1. 見落としがちだけど超重要:修理・メンテナンス費
      2. ◆ ロータリー特有の「オーバーホール」が最大の壁
      3. 車検は2年に1回だけど…思ったより高いかも
      4. 年間維持費はいくら?ざっくりシミュレーション
      5. 「年収いくら必要?」の現実的なライン
    3. 結論:「なんとかなる」ではなく「計画的に」
    4. RX-8 やめとけ?RX-7との維持費や共通点を比較
    5. RX-7とRX-8の共通する維持の課題
      1. 1. 燃費の悪さ
      2. 2. オイル消費の多さ
      3. 3. 専門的な整備が必要
      4. 4. 圧縮低下とオーバーホールのリスク
    6. RX-8がRX-7より維持しやすい点
    7. 「やめとけ」の真意とは?
  2. 「rx7 やめとけ」の声に惑わされない!購入検討者が知るべき情報と賢い選択肢
    1. RX-7 値段が高騰中!今の市場価格と価値の見極め方
      1. なぜここまで高騰したのか?
      2. 安い個体には要注意!「安物買いの銭失い」にご用心
      3. 値段だけでなく“中身”を見極めよう
      4. RX-7を本気で所有したいなら
    2. rx7 譲ります?個人売買やフリマアプリのリスク
      1. 1. 車両の状態が正確に把握できない
      2. 2. 購入後の保証がない
      3. 3. 名義変更や書類のトラブル
      4. 4. 専門店での購入を強く推奨
    3. まとめ|「安く買えた」より「安心して乗れる」を選ぼう
    4. rx-7 中古 注意すべき最重要ポイント!
      1. 1. エンジン状態と圧縮圧力の確認
      2. 2. 修復歴と過去の整備記録の確認
      3. 3. 専門店での購入と試乗の重要性
    5. rx7 似てる車はある?維持しやすい代替案
    6. RX-7を諦めた場合の選択肢
      1. マツダ ロードスター
      2. トヨタ 86
    7. 運転の楽しさを求めるならどれ?RX-7、トヨタ86、マツダロードスターの選び方
    8. まとめ: 「RX-7 やめとけ」──それは、夢を否定する言葉ではありません。

「rx7 やめとけ」と言われる本当の理由:維持の現実と知られざる苦労

RX-7(特にFD3S型)のピュアホワイトーが都市を走っているイメージ画像

「RX-7、特にFD3S型はやめとけ」──そんな言葉をネットで見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
一見ネガティブにも思えるこの言葉は、実はこの車に一度は憧れ、そして**実際に乗ってみた人たちの“リアルな経験”**から生まれたものです。

RX-7が古いから、という単純な理由だけではありません。
その背景には、この車ならではの構造、特に「ロータリーエンジン」という特殊な技術に起因する数々の維持の難しさが関係しています。

この記事では、RX-7というクルマに魅了されたあなたが、「なぜ“やめとけ”と言われるのか」その理由を正しく知り、納得のいく選択ができるように、包み隠さずリアルな情報をお届けします。

このセクションではまず、RX-7の維持がなぜ難しいのか──
そして、それに伴う経済的な負担やリスクについて、分かりやすく解説していきます。

これは、あなたがこの名車とどう向き合うかを考える上での大切な第一歩です。

rx-7 維持できない人がいるのはなぜ?具体的な理由

1. 燃費がとにかく悪い

まず、多くの人が最初に直面するのが「燃費の悪さ」です。
RX-7に搭載されているロータリーエンジンは、その独特な構造が魅力である一方で、燃費性能はあまり良くありません。

街乗りではリッター5〜6km、高速道路でもおおよそ8km/L前後が一般的で、状況によっては5km/Lを下回ることもあります。さらに、エアコンの使用や渋滞などが重なると、燃費はさらに悪化する傾向にあります。

最近のハイブリッド車やコンパクトカーに慣れていると、**「給油のペースが異常に早い」**と感じるはずです。
通勤や日常使いで乗るには、ガソリン代が家計を圧迫するレベル。


週末の趣味として割り切るにしても、ドライブが好きでよく出かける人なら、それなりの燃料費を覚悟しておく必要があります。

2. オイル消費とメンテナンスの手間が重い

次に、オイルの消費が激しいことも、RX-7ならではの特徴です。
ロータリーエンジンは、エンジン内部を潤滑するためにオイルを“燃やして”使います。これは構造上の仕様で、決して故障ではありません。

つまり、普通の車のように数ヶ月に一度のオイル交換では済まず、こまめなオイル補充が必要
日常的にボンネットを開けてオイルの量をチェックし、足りなければ自分で継ぎ足す――そんな習慣が求められます。

さらに、ロータリーエンジンの整備には専門的な知識と技術が不可欠です。
しかし、これをちゃんと扱える整備士やショップは、全国でも限られています。
もし近くにそういったお店がなければ、メンテナンスのたびに遠方まで車を運ぶ必要があるかもしれません。

加えて、RX-7の部品の多くはすでに生産終了しているため、パーツ入手にも苦労します。
エンジン内部の部品などは、中古品やリビルト品に頼るしかないケースもあり、品質や信頼性にも注意が必要です。

3. 経年劣化による故障のリスクが常につきまとう

そして忘れてはならないのが、**車そのものの“古さ”**によるリスクです。
FD型の最終モデルですら、もう20年以上前の車。
当然、ゴム部品や電装系、センサー類など、あらゆる部分が経年劣化してきています。

電動窓が動かなくなったり、メーターが誤作動を起こしたり、エンジンのセンサーが不調になるなど、電装系のトラブルは特に多いです。
それらの故障が走行に直接関係ないものでも、修理費はバカになりません

さらに、ボディやフレームのサビが進行していると、車そのものの寿命にも関わってきます。

このように、「古さ」と「特殊性」が相まって、予期せぬトラブルが起きやすいのがRX-7。
時間もお金も手間もかかり、「好きだから乗ってる」と割り切れる人でなければ、「もう無理…」と音を上げてしまうのも無理はありません。

Fd3s(RX-7) 維持 年収はいくら必要?リアルな維持費シミュレーション

RX-7(特にFD3S型)のサンバーストイエローが定期メンテナンスをしているイメージ画像

(RX-7)の維持に年収どれくらい必要なの?

これは多くのRX-7ファン、特に購入を検討している人が気になるポイントですよね。

ただ正直なところ、具体的な金額を一言で言い切るのは難しいです。というのも、維持費は乗り方や住んでる地域、保険内容、修理頻度などで大きく変わるから。


とはいえ、ある程度の目安は立てられます。今回は、FD3S(RX-7)を無理なく維持するために必要な「経済力」について、リアルな費用感を交えながら解説していきます。

見落としがちだけど超重要:修理・メンテナンス費

ここがRX-7最大のネックかもしれません。

FD3Sは経年劣化が避けられない車。特に以下のようなトラブルがよくあります:

  • 冷却系(ラジエーターやホース)
  • 燃料系(ポンプやインジェクター)
  • 電装系(センサー類)

これらのパーツ交換だけでも1回数万円〜十数万円はかかります。さらに…

◆ ロータリー特有の「オーバーホール」が最大の壁

エンジンのオーバーホール費用は、作業内容やエンジンの状態、依頼するショップによって大きく異なります。

簡易的な内容であれば30万円台から可能なケースもありますが、フルオーバーホールや部品交換を含む本格的な整備になると100万円を超えることも珍しくありません。

車検は2年に1回だけど…思ったより高いかも

RX-7の車検は、一般的な国産車よりも高くなる傾向があります。

理由としては、消耗部品の交換や、ロータリーエンジン特有の調整作業が必要になるケースが多いためです。
通常の整備に加えてこうした作業が加わるため、1回あたりの整備費用はおおよそ10万〜20万円程度を見込んでおく必要があります。

年間維持費はいくら?ざっくりシミュレーション

項目年間費用の目安補足説明
燃料費約193,800円実燃費6.4km/L、年間走行7,000km、ハイオク180円/Lで算出。
踏み方次第で大きく変動あり。
自動車税34,500円排気量1,309ccなので、1000~1500cc区分。
車検費用約87,500円2年ごとに必要。重量税、自賠責、印紙代、代行手数料込みの目安。
自動車保険(任意)約100,000円条件:30歳、初めての加入、青免許、車両保険ありで見積もり。
スポーツカーゆえ高め。
メンテナンス費用約200,000円オイル・プラグ交換、タイヤ交換、ブレーキや消耗品含む。
走行スタイルによって前後。
駐車場代約400,000円屋内型ガレージを想定。地域差あり。屋根付きで保管する前提。
年間合計約1,015,800円おおよそ100万円。これは“必要最低限以上”で見た場合の例。

参考情報:おもしろレンタカー

「年収いくら必要?」の現実的なライン

車の維持費は、手取り年収の2割以内に収めるのが理想とよく言われます。
RX-7は例外的にコストがかかるため、それ以上になるケースも多いです。

上記の試算で年間80〜100万円かかると想定すると

  • 年収400万円 → かなりギリギリ
  • 年収500万円以上 → 現実的に維持可能
  • 年収600万円以上 → 余裕を持って楽しめる

もちろん、実家暮らしか一人暮らしか、他にローンがあるかどうかでも大きく変わります。
重要なのは、**購入前に“維持費を冷静に計算しておくこと”**です。

結論:「なんとかなる」ではなく「計画的に」

rx-7は間違いなく魅力的な一台。でも、その魅力を楽しむには、それなりの“覚悟と経済力”が必要です。

維持費+修理費を含めたトータルの出費を想定し、無理のない範囲で手に入れること。
それが、RX-7ライフを心から楽しむための第一歩です。

RX-8 やめとけ?RX-7との維持費や共通点を比較

RX-7(特にFD3S)と同様に、ロータリーエンジンを搭載する後継モデル「RX-8」にも「やめとけ」と言われる声があります。これは、RX-8もまた“ロータリーエンジンならでは”の維持の難しさを抱えているからです。普通のクルマとは違う特性を理解しないと、思わぬ苦労をすることになります。

RX-7とRX-8の共通する維持の課題

1. 燃費の悪さ

最も大きな弱点は、燃費です。RX-8のRENESISエンジンは、RX-7の13Bに比べて燃費性能は多少向上していますが、それでも同排気量のレシプロエンジン車に比べれば明らかに燃費は劣ります。特に街乗りや渋滞では燃費が悪化しやすく、ガソリン代の負担は無視できません。

2. オイル消費の多さ

ロータリーエンジンは構造上、エンジンオイルを燃焼させて潤滑を行います。そのためRX-8も定期的なオイルチェックと補充が必須です。オイル管理を怠るとエンジン寿命に直結するため、給油のたびにオイルレベルを確認するのが推奨されています。

3. 専門的な整備が必要

RX-8のRENESISも、構造が特殊なため、メンテナンスにはロータリーに詳しい整備士が必要です。

対応できる工場は限られており、専門のショップに頼ることも多くなります。整備費用も一般車に比べて割高になる傾向です。

また、RX-8も生産終了から年数が経過しているため、一部部品は入手困難になりつつあります。中古部品や社外品での対応も視野に入れておくべきです。

4. 圧縮低下とオーバーホールのリスク

ロータリーエンジンは、圧縮が落ちやすい傾向があります。

走行距離が伸びたり、オイル管理などの整備が不十分だったりすると、エンジンのオーバーホールが必要になる可能性もあります。もちろん費用も高額です。

RX-8がRX-7より維持しやすい点

では、RX-8はRX-7に比べてどこがマシなのでしょうか?

  • 年式が新しい

FD3Sは1991~2002年に対し、RX-8は2003~2012年まで販売されていました。年式が新しいぶん、経年劣化によるトラブル(ゴム部品の劣化、電装系の不具合など)のリスクはやや低めです。

  • 中古価格が落ち着いていた時期がある

FD3Sはプレミア価格で高騰していますが、RX-8は長らくお手頃価格で購入できる時期がありました。比較的安価にロータリーを体験できる“入門モデル”として選ばれることも多かったです。ただし近年はRX-8も値上がり傾向です。

「やめとけ」の真意とは?

「RX-8 やめとけ」と言われる理由は、普通の車と同じ感覚で乗ろうとすると、その維持の大変さに後悔してしまうからです。ロータリーエンジンには、特有の知識と手間、そしてある程度の金銭的な余裕が求められます。

ただし、「RX-7はハードルが高いけれど、ロータリーに一度は乗ってみたい」という人にとっては、RX-8は比較的現実的な選択肢になり得ます。

しっかりと整備された個体を選び、定期的なメンテナンスを怠らなければ、十分に楽しめる1台です。

RX-8もRX-7も、ロータリーエンジンという特別な機構を持つ車です。

その独特な特性や維持の難しさを理解せずに購入すれば、まず間違いなく後悔することになります。

しかし、それを理解し、手間をかけてでも付き合っていこうという覚悟と愛情があれば、他のどんな車にもない魅力や楽しさを味わうことができます。

「やめとけ」と言われるのは、そうした“覚悟”がない人には勧められない──そんな忠告でもあるのです。

「rx7 やめとけ」の声に惑わされない!購入検討者が知るべき情報と賢い選択肢

RX-7(特にFD3S型)のブリリアントブラックが高速道路を走っているイメージ画像

前のセクションでは、「RX-7 やめとけ」と言われる理由や、その維持の厳しさについてお伝えしました。

それでもなお、RX-7に心を奪われているあなたは、きっとこの車に“ただの移動手段”以上の魅力を感じているはずです。

あの唯一無二のロータリーサウンド、美しい流線型のデザイン、そしてピュアな走り。どれを取っても、他の車ではなかなか得られない体験でしょう。

しかし、憧れだけで手を出すには、あまりにもリスクが大きいのも事実。

このセクションでは、もしあなたがRX-7の購入を本気で考えているなら、絶対に知っておくべき現実や、選ぶ際のチェックポイントを具体的に紹介します。

また、「維持が厳しいかも……」と感じたときに検討すべき現実的な代替案もご提案。


後悔のない決断ができるよう、必要な情報をしっかり整理していきましょう。

RX-7 値段が高騰中!今の市場価格と価値の見極め方

近年のFD3S型RX-7の中古価格は、正直に言って“異常”なほど高騰しています。

かつては比較的手ごろな中古スポーツカーとして手に入れることもできましたが、今ではその感覚のまま中古車サイトを覗くと、思わず二度見してしまうはずです。

程度の良い個体や低走行車、人気の限定グレードなどは300万円~500万円台が当たり前。中には1000万円を超えるプレミア価格で取引されるケースも出てきています。これは、新車当時の価格を大きく上回る水準です。

なぜここまで高騰したのか?

RX-7の価格がここまで上がっている理由には、いくつかの背景があります。

まず、国内外での「JDMブーム」の再燃。


90年代の日本製スポーツカーが世界中で再評価され、RX-7はその象徴的存在としてコレクターから注目を集めています。特に北米では日本より排ガス規制がゆるく、登録や維持も比較的しやすいため、日本国内の良質な個体がどんどん海外に流出。結果として、国内の流通台数は減り、希少価値が高まっているのです。

さらに、RX-7は生産終了から時間が経過し、「ネオクラシックカー」としての立ち位置も確立しつつあります。特にオリジナルの状態を保ち、整備記録がしっかり残っている個体は、コレクターズアイテムとして高い評価を受けています。

安い個体には要注意!「安物買いの銭失い」にご用心

今のRX-7市場で気をつけたいのが、「安いから」と安易に飛びついてしまうこと。

確かに相場より安く見える車両には魅力を感じるかもしれませんが、そうした個体の多くは何かしらのリスクを抱えているケースが多いです。
例えば――

  • エンジンの圧縮が低く、要オーバーホール
  • フレームに歪みのある修復歴車
  • 過去に水没していた車両
    などなど。表面的な見た目では分からない“地雷”が潜んでいることも少なくありません。

「安かろう悪かろう」は、今のRX-7市場にピッタリ当てはまる言葉です。

値段だけでなく“中身”を見極めよう

RX-7の値段を判断する際には、表示されている価格だけで判断してはいけません。
重要なのは、車のコンディション・整備履歴・修復歴の有無・販売店の信頼性などを含めた“総合的な判断”です。

価格が高い車両に対して「高すぎる」と警戒するのは当然ですが、逆に「安すぎる車」にも同じくらいの警戒心を持つべき。下手をすれば、購入後に修理費用がかさみ、「結局維持できなかった…」と後悔することにもなりかねません。

今のRX-7は、もはや「手軽に乗れるスポーツカー」ではありません。
むしろ、“投資対象”や“コレクターズアイテム”としての側面が強くなっているのです。

RX-7を本気で所有したいなら

RX-7の購入を検討するなら、まずは現在の市場価格その後にかかる維持費・修理費をトータルで見積もることが大切です。

憧れだけで手を出すと、維持の大変さに圧倒されてしまうかもしれません。ですが、それを理解し、しっかり予算を立てたうえで購入すれば、きっと特別な一台になるはずです。

rx7 譲ります?個人売買やフリマアプリのリスク

RX-7(特にFD3S型)のピュアホワイトーが家の前に駐車しているイメージ画像

インターネット上の掲示板やフリマアプリなどで「RX-7 譲ります」といった情報を見かけることがありますよね。
一見、消費税がかからないとか、価格交渉がしやすいといったメリットに惹かれるかもしれません。

しかし、RX-7、特にFD3Sのような旧車に関しては、個人売買には非常に大きなリスクが伴います。
安易な気持ちで個人取引に踏み出してしまうと、後々取り返しのつかないトラブルに発展する可能性が高いのです。

1. 車両の状態が正確に把握できない

最大の懸念点は、車のコンディションを客観的に判断する手段がないということ。

  • メンテナンス履歴が不明確
  • オーナー自身も状態を正確に把握していない
  • 意図的に不具合を隠している可能性

特に問題なのが、ロータリーエンジンの圧縮圧力
専用の測定器がないと正確に測れず、素人には確認不可能です。見た目がキレイでも、エンジン内部がダメージを受けているケースは珍しくありません。

結局、出品者の言葉を信じるしかないのが個人売買ですが、それが“本当に正直”とは限りません。

2. 購入後の保証がない

個人売買では、基本的に保証がありません

たとえ「問題ない」と言われて買ったとしても、
数日後にエンジントラブルが発生したら…その修理費用はすべてあなた持ちになります。

売買契約書を交わしていても、車の状態に関する明確な保証条項がなければ、法的に責任を追及するのは非常に難しいのが現実です。

結果的に、「こんなはずじゃなかった…」と後悔しても手遅れ。
泣き寝入りになってしまう可能性もあります。

3. 名義変更や書類のトラブル

意外と盲点なのが、名義変更などの手続き

  • 必要な書類が揃っていない
  • 手続きのやり方が分からない
  • オーナーと連絡が取れなくなった

こうしたケースでは、車の所有権が宙に浮いたままになってしまったり、税金の請求が前のオーナーに届いてしまうことも。
問題解決には時間も労力もかかります

4. 専門店での購入を強く推奨

確かに、「RX-7 譲ります」という投稿は魅力的に見えるかもしれません。

でも、あなたが

  • 車の状態を自分で判断できる知識と経験がある
  • 信頼できるメカニックに同行してもらえる

というのでなければ、個人売買は非常に危険です。

多少価格が高くても、信頼できる中古車販売店やRX-7専門店で購入することを強くおすすめします。

  • 専門スタッフによる整備・点検済み
  • 購入後の保証付き
  • 書類手続きもスムーズ

といったメリットがあり、購入後の安心感がまったく違います。

まとめ|「安く買えた」より「安心して乗れる」を選ぼう

「RX-7 譲ります」には、甘い言葉の裏にリスクが潜んでいることを忘れないでください。
特に初心者の方にとって、個人売買はリスクの塊です。

愛車を手に入れた喜びが、すぐに修理地獄やトラブルに変わってしまうことのないように。
ここは妥協せず、信頼できる販売ルートでの購入を心がけましょう。

rx-7 中古 注意すべき最重要ポイント!

1. エンジン状態と圧縮圧力の確認

RX-7において最も重要な部分は「エンジンの状態」です。

特にロータリーエンジンは、他の内燃機関と異なる特殊な構造を持っており、その特性を理解したうえで購入する必要があります。

ロータリーエンジンは、圧縮圧力が低下しやすいという特徴を持っており、この圧縮圧力が低下すると、エンジンの始動性に問題が生じ、パワー不足燃費の悪化、さらにはエンジンの動作不良を引き起こす可能性があります。

そのため、購入前にはエンジン圧縮を必ず測定してもらうことが重要です。

この測定には、専用の機器を使用する必要があり、通常の整備工場では対応できない場合もあるため、RX-7専門店で測定してもらうのがベストです。

エンジン始動時に異音がないか、アイドリング時に不安定さを感じないか、エンジン回転数がスムーズに上昇するかを確認することが重要です。

特にターボ車の場合、タービンからの異音(金属音やヒューンという音)にも注意が必要です。

これらの音は、タービンブローの前兆である可能性があります。

タービンブローとは、ターボチャージャーに異常が発生し、車の走行に支障をきたす故障のことです。購入前にこれらのサインをしっかりと確認することが大切です。

2. 修復歴と過去の整備記録の確認

RX-7は、特に年式が古くなると事故歴や修復歴のある車両も多く見受けられます。

これらの車両は価格が安く設定されていることが一般的ですが、安さに惑わされて購入すると後々大きなトラブルを招く可能性があります。

特に事故によって車両の骨格(フレーム)が歪んでいる場合、アライメントがずれて走行性能が悪化することがあります。

これにより、直進安定性の低下やコーナリング性能の悪化が生じ、長期的には車両の剛性の低下や部品の交換が必要になることもあります。

修復歴のある車両を購入する際には、その内容を詳細に確認しましょう。

どの部分が、どのような修理を受けたのか、またその修理が適切に行われたかを把握することが大切です。

信頼できる販売店であれば、修復歴についても正直に説明してくれるはずです。

修復箇所の写真を見せてもらったり、どの部品が交換されたのかを確認することで、安心して購入することができます。

また、見た目で分かる不自然な塗装の跡や、パネルの隙間、ボルトの交換跡なども修復歴を疑わせるサインですので、細かくチェックしましょう。

3. 専門店での購入と試乗の重要性

RX-7は、その特殊なロータリーエンジンに加え、車両全体の特性や扱い方にも独特な部分があるため、一般的な中古車販売店よりも、RX-7専門店での購入が望ましいです。

専門店では、ロータリーエンジンに関する深い知識と経験があり、車両の状態を正確に把握したうえで販売してくれるため、購入後のトラブルを最小限に抑えることができます。

信頼できる専門店を選ぶ際には、過去の販売実績やスタッフの対応、店の評判を確認しましょう。

口コミや評判を事前に調べ、購入前に専門的なアドバイスを受けることが大切です。

さらに、購入前には必ず試乗を行いましょう。

試乗では、エンジンの始動やアイドリング、加速時のパワー感、クラッチの繋がり具合、ミッションのシフトフィールなど、車両の状態を実際に体感することができます

試乗を通じて、エンジンのレスポンスや走行性能を確認し、違和感を感じた場合は、その場で販売店に質問して解決することが重要です

試乗では、ブレーキの効き具合や音、足回りの異音なども確認しましょう。

もしも車両の状態に不安を感じる点があれば、その都度確認を求め、納得いくまで確認することが重要です。購入後に後悔しないためにも、焦らず慎重に試乗を行うことが肝心です。

rx7 似てる車はある?維持しやすい代替案

RX-7はその独特な魅力から、多くの車好きに憧れを抱かせるスポーツカーですが、実際に手に入れるとなると、その維持費や特殊なメンテナンスが現実的な負担になることを理解しておく必要があります。

憧れの車を所有することには魅力がありますが、実際に乗り続けるには思いのほか手間とコストがかかることがあるため、購入前にしっかりと考慮することが重要です。

この記事では、RX-7を購入する際に「やめとけ」という声が背後にある理由を解説してきましたが、もしその負担を感じるようなら、代替車種を選ぶことを考えてみるのも一つの選択肢です。

RX-7を諦めた場合の選択肢

もし、維持の難しさや費用に対して不安を感じているなら、RX-7のようなスポーツカーを諦める必要はありません。似たような魅力を持ちながら、維持費が抑えられた代替車種を2つ紹介します。

マツダ ロードスター

マツダ ロードスターのホワイトーが高速道路を走っているイメージ画像

マツダ ロードスター(NA/NB/NC/ND型)は、そのコンパクトなボディと軽量な構造が特徴で、どんな走行シーンでも車との一体感を感じられます。

特にNA型はリトラクタブルヘッドライトをはじめ、RX-7(FC型)と似たデザインを持ち、古き良きスポーツカーの雰囲気を醸し出しています。

エンジンパワーは控えめであるものの、軽量な車体によってコーナリング性能が非常に高く、運転する楽しさを存分に味わえます。

ロータリーエンジンを搭載しているRX-7とは異なり、ロードスターのエンジンは扱いやすく、メンテナンスも比較的シンプルで、維持費はRX-7に比べて格段に安く済みます。

車両本体の価格もRX-7ほど高騰していませんが、人気が高いため、特にNA型の価格が上昇している傾向もあります。

それでも、日常的に使うには十分な性能を持っており、週末のドライブを楽しむにも最適な車です。ただし、古いモデルになると経年劣化の進行が心配されるため、中古車選びは慎重に行う必要があります。

トヨタ 86

トヨタ 86のホワイトが高速道路を走っているイメージ画像

トヨタ 86は、現代のスポーツカーとして非常に高い性能を誇り、特にその運転の楽しさが際立っています。トヨタとスバルが共同開発したこのFRスポーツカーは、バランスの取れた走行性能と、低重心のボディにより優れたハンドリングを提供します。

RX-7のような高回転型エンジン特有の特性はありませんが、86はその軽快なハンドリングで十分にスポーツカーの魅力を感じさせてくれます。

特に86の運転感覚は、スポーツカー初心者でも安心して楽しむことができる範囲に収まっており、加速感や操縦性も程よいバランスです。

特に2代目モデルは、前モデルの良さを引き継ぎつつ、性能がさらに向上し、よりダイレクトでレスポンスの良い運転感覚が提供されています。これにより、ドライバーはより一層、車との一体感を感じながら運転することができます。

維持費についても、RX-7に比べると非常に抑えられており、ガソリン代や保険料が比較的リーズナブルです。

燃費もスポーツカーとしては優れた水準にあり、日常的な使用にも十分対応できるため、週末のドライブだけでなく、普段使いにも便利です。

また、86はカスタムパーツが豊富で、自分の好みに合わせて外観や性能をカスタマイズできる点も大きな魅力の一つです。

中古車市場でも比較的新しいモデルが多く、状態の良いものが見つけやすいのも利点です。

そのため、購入後の維持や修理の面でも、比較的安心して運転を楽しむことができます。

総じて、トヨタ 86は、スポーツカーとしての魅力を存分に享受しつつ、維持費や日常使いの利便性を兼ね備えた、非常にバランスの取れた車と言えるでしょう。

運転の楽しさを求めるならどれ?RX-7、トヨタ86、マツダロードスターの選び方

  • RX-7は、運転の楽しさにおいて他のスポーツカーに引けを取らない魅力を持っていますが、その維持には愛情と経済力が求められます。

  • トヨタ86は、RX-7に負けず劣らずの運転の楽しさを提供し、維持費や日常使いのしやすさにおいて圧倒的に優れています。初心者でも扱いやすく、通勤や買い物にも適しています。

  • マツダ ロードスターは、軽量なボディと高いコーナリング性能が特徴で、運転の楽しさを感じさせてくれる車です。維持費も安く、日常使いに適していますが、古いモデルには経年劣化に注意が必要です。

まとめ: 「RX-7 やめとけ」──それは、夢を否定する言葉ではありません。

現実を知れ。そのうえで、それでも欲しいなら、覚悟を決めろ」―― これは、車を購入する際に先人たちが送ってくれる優しい忠告です。

車選びは決して簡単ではありませんが、あなたが今、「それでも欲しい」と心から思えるのであれば、もう他の声に左右されることなく、自信を持って進んでください。

そして、次に進むべきステップは、理想の一台との出会いです。

それだけではなく、車を購入した後の大切なこと、それは頼れる整備のパートナー探しです。

愛車を長く、快適に維持するためには、信頼できるメンテナンスが欠かせません。車の状態を良好に保ち、安心してドライブを楽しむためには、定期的なチェックとケアが必要です。

この記事では、車の清掃に役立つおすすめのグッズ5点を紹介しています。

これらを取り入れることで、愛車の美しさと清潔さを保ちながら、快適なドライブを楽しむことができます。

どんなに素晴らしい車でも、日々の手入れが欠かせません。

車清掃をしっかりと実践し、愛車を長く大切にするための参考にしてみてください。

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