転生したらスライムだった件に登場するシオンはリムル=テンペストの側近として常に行動を共にする存在であり
その戦闘力は数ある幹部の中でもトップクラスに位置します
圧倒的な怪力、理不尽とも言えるスキル構成、そして魔王さえねじ伏せる暴力性
戦闘面だけを見れば間違いなく最強格の一人です
しかしその一方でネットやSNSでは
「シオン うざい」
「シオンが出てくると空気が重い」
「忠誠心が行き過ぎて見ていて疲れる」
といった否定的な声が一定数存在しているのも事実です
なぜこれほどの実力者が、ここまで賛否の分かれる評価を受けているのでしょうか
それはシオンというキャラクターが、単なる強キャラでも分かりやすいヒロイン枠でもなく
感情と衝動をそのまま表に出す、極めて人間味の強い存在として描かれているからです
主君であるリムルへの異常とも言える忠誠、考えるより先に手が出る短気な性格、秘書という立場と致命的に噛み合わない行動力そしてトラウマ級の料理スキルも…
こうした要素が重なり視聴者や読者によっては好意よりもストレスが先に立ってしまうのです
しかし同時に一度死を経験し蘇生された過去人間への強い恐怖と憎しみ力こそが全てだと信じてきた価値観が
少しずつ変化していく過程もシオンはしっかりと描かれています
つまりシオンは最初から完成されたキャラクターではなく
欠点だらけのまま物語の中で成長していく存在です
本記事ではアニメ3期までの描写を中心にシオンがなぜ「うざい」と言われてしまうのか
その具体的な理由を整理しつつそれでもなお多くのファンに支持される理由。そしてシオンというキャラクターの本当の魅力について丁寧に掘り下げていきます
記事のポイントをまとめて!
転スラ シオン うざいと感じる理由3選|秘書失格?料理兵器?

転スラのシオンとはどんなキャラか
シオンはジュラ・テンペスト連邦国を築いた魔王リムルの側近元はオーガ族で ベニマルやシュナと同じ里の出身です
長い紫髪と黒曜石のような一本角を持つ美人で見た目だけ見れば完全にクール系ヒロイン
しかし中身はかなりの脳筋タイプで考えるより先に手が出るタイプです
感情優先 主君リムル大好きすぎ問題を抱えたキャラでもあります
シオンがうざいと言われる3つの理由
リムルへの過剰な崇拝が重い
シオンがうざいと言われる最大の理由はリムルへの忠誠心が行き過ぎている点です
リムルを必要以上に持ち上げ本人の判断を待たずに話を進めたり
周囲に無言の圧をかける場面が多々あります
視聴者視点では
「それ言わなくてよくない?」
「今は黙っててほしい」
と感じる場面が多く
これがうざい印象につながっています
感情的で空気を読まない
シオンは非常に感情表現が激しく、怒りや嫉妬を隠さないタイプです
特にシュナとの張り合いや人間に対する過剰な敵意は場の空気を壊すことも多く
理性的なキャラが多いテンペスト幹部の中で浮いて見える原因になっています
秘書なのに仕事ができない
シオンの役職はリムルの第一秘書です。しかし秘書業務はほぼ壊滅的です
書類整理 計画立案 交渉どれを取っても向いておらず
実務はシュナやディアブロが肩代わりしています
見た目採用 感情採用と言われても仕方がないため
視聴者から「なんでこの人が秘書?」と突っ込まれがちです
料理が兵器レベル
シオンの料理は転スラ名物ですが初見殺しどころか普通に致死性があります
紫色でドロドロした謎物体、ゴブタが死にかけ、ディアブロですら体調を崩し
耐性スキルのあるリムルすら一時的に気絶します
この料理ネタが何度も繰り返されることでギャグとしての新鮮味が薄れ
「またこの展開か」という既視感を抱く視聴者も少なくありません
その結果笑いよりもくどさが先に立ち
ありきたりでしつこい演出だと受け取られてしまうのです
こうした印象の積み重ねが
シオンはうざいと感じられてしまう要因の一つになっています
転スラ シオン うざいと言われる理由と真価|三期以降で描かれた成長と最強格の覚醒【ネタバレあり】

戦闘面では文句なしの最強格
シオンは感情面では問題児ですが、戦闘力だけ見ればリムル配下でも最上位です
アニメ3期時点でも聖騎士団の上位戦力を単独撃破魔王クレイマンを圧倒
確定結果という反則級能力を持ちベニマル以上と評価されることもあります
戦闘になると頼りになりすぎるため
「うざいけど強い」
という評価に落ち着く読者が多いのです
一度死んでいるという重い過去
ファルムス王国の襲撃によりシオンは一度命を落としています
この経験が人間への不信、リムルへの依存感情の不安定さにつながっており
ただの暴走キャラではないことが描かれています
蘇生後は精神的な成長も描かれ、人を魂で判断すると宣言する場面は
シオンというキャラの評価を大きく変えました
シオン直属部隊の異常な成長力
シオンの配下、シオンには直属の配下となる部隊が2つ存在します。紫克衆とシオン親衛隊です。そのどちらの部隊も、シオンが自ら指揮をとっています。
訓練もシオン自ら行っており、かなりの実力を兼ね備えたテンペストでも指折りの部隊となります。紫克衆はファルムス王国の異世界人によって命を落とし、シオンと共にリムルに蘇生された100名で構成されている部隊です。
エクストラスキル「完全記憶」「自己再生」を保有しており、その不死身の特性を生かしてシオンからの猛特訓を受け、最初はCランクだったメンバーが東の帝国戦前の段階でAからBプラスランクにまで成長しています。
のちに、紫克族へと進化を遂げます。これにより一種の精神生命体となり、かなりの力を手に入れました。中にはエクストラスキル「神通力」を獲得したメンバーもいます。
シオンが示した圧倒的な実力
魔王となったリムルの元には、ジュラの大森林全土から謁見を求める魔物たちが集まってきます。テンペストに到着した魔王ダグリュールの息子たちはリムルに対して尊大な態度を取ります
それを見たシオンが前に出て、エネルギー量では劣りながらも圧倒的な技量と怪力で三人を一瞬で叩き伏せました
その実力に心服した
ラグ 、ラリュー 、ラデブラの三人はシオンを師と仰ぐようになり公然の秘密として
シオン親衛隊が結成されることになります
アニメ3期以降でシオンはどう変わったか
元クレマリーの遺跡調査が行われることとなり、シオンはリムル ミリム ゴブタ ランガ カザリー ムータと共に
未知の危険が潜む遺跡の内部へ足を踏み入れることになります
しかし遺跡内部ではマリアベルが仕掛けた罠が発動し、ゴーレムやカオスドラゴンが次々と出現する
想定外の過酷な戦闘を強いられる展開となりました
シオンは圧倒的な怪力でゴーレムを粉砕しながら進み、仲間たちと協力して遺跡の地下最下層へ到達します
そこで待ち受けていたのは、マリアベルによって操られ強化されたユウキであり
シオンは正面からその討伐に挑むこととなりました
ユウキとの戦いは序盤こそ互角に進みますが、マリアベルの介入によってユウキがさらに強化され
アンチスキル「能力封殺」との相性の悪さも重なりシオンは次第に追い込まれてしまいます
最終的にシオンは敗北しこの戦いはリムルの介入によって救われる結果となりました
その後 新興国家ルベリアとの音楽交流会が開催されることになります
音楽という意外な才能
料理の腕前は壊滅的と評されがちなシオンですが
音楽に関しては疑いようのない本物の才能を持っています
シュナと共に基礎から学んだ音楽は完成度が非常に高く
趣味や余興の域を完全に超えたプロ級の水準に達しています
テンペスト開国祭で披露された演奏では
各国の要人や魔王クラスからも称賛を浴び、文化的評価の面でも国の格を一段押し上げました
戦闘では脳筋に見えがちなシオンですが、芸術分野での才能が示されることで
知性と感性を併せ持つ存在として描かれています
この強さと繊細さのギャップこそが、シオンを単なる武闘派幹部で終わらせず
多面的で記憶に残るキャラクターにしているのです
3期での成長と覚醒:技量と戦闘スタイルの完成度 ネタバレあり
リムルと共に行動する中で
数多くの強敵と相対してきた経験により、シオンの戦闘技量は恐ろしい速度で成長しました
鬼刀砲や断頭鬼刀などスキルと技量を組み合わせた戦い方を確立し
二十一巻で編み出した最終奥義真・天地活殺崩誕は究極権能を持つダグリュール級にも届き得る
最強クラスの一撃とされています
巨大化した神剛力丸を振るう豪快な剣術と持ち前の怪力さらに無限再生による高い耐久力を併せ持つため
正面からシオンを打ち倒すのは極めて困難です
一対一の純粋な戦いであれば格上の存在にすら勝利する可能性を秘めています
転スラ シオン うざいと言われる理由と本当の魅力を徹底解説の概要
記事の内容をまとめてみました
🗡️ シオンのキャラクターと評価のポイントまとめ
1. 🎭 キャラクター概要と基本的な評価
- 基本設定: リムル=テンペストの第一秘書であり、元オーガ族。長い紫髪と一本角を持つ美人で、外見はクール系ヒロイン。
- 内面: 中身は考えるより先に手が出る脳筋タイプで、感情優先。主君リムルへの過剰な忠誠心を抱える。
- 否定的評価の原因:
- リムルへの過剰な崇拝が「重い」「うざい」と感じられる。
- 感情的で空気を読まない言動が多い(特にシュナとの張り合いや人間への敵意)。
- 役職が秘書なのに実務が壊滅的(書類整理、計画立案、交渉が苦手)。
- 料理が致死性の兵器レベルであり、そのネタの反復が「くどい」と受け取られる。
2. 💪 圧倒的な戦闘力と成長
- 戦闘力: リムル配下の中でもトップクラスに位置する最強格。魔王クレイマンを圧倒し、聖騎士団の上位戦力を単独撃破する実力を持つ。
- 「うざいが強い」という評価につながっている。
- スキル・戦法: 圧倒的な怪力、反則級の能力**「確定結果」、蘇生による高い耐久力**(無限再生)を併せ持つ。
- 戦闘技量の成長 (3期以降のネタバレ):
- 数多くの強敵との経験で技量が急成長。
- 奥義**「真・天地活殺崩誕」**を編み出し、格上の存在にも勝利する可能性を秘める。
- 重い過去と精神的成長:
- ファルムス王国の襲撃で一度命を落とした経験が、人間への不信やリムルへの依存感情につながっている。
- 蘇生後、人を魂で判断すると宣言するなど、精神的な成長が描かれ、キャラ評価を向上させた。
3. 👥 配下と意外な才能
- 直属部隊:
- 紫克衆(しこくしゅう)とシオン親衛隊の2部隊を持つ。
- 紫克衆は、シオンの猛特訓と不死身の特性により、CランクからA~Bプラスランクにまで急成長し、後に紫克族へと進化。
- シオン親衛隊は、魔王ダグリュールの息子たちを実力で叩き伏せたことで彼らを配下に加え、公然の秘密として結成された。
- 音楽の才能:
- 料理は壊滅的だが、音楽に関してはプロ級の才能を持つ。
- 開国祭で披露された演奏は各国要人からも称賛され、文化的な面で国の格を押し上げた。
- この強さと繊細さのギャップが、シオンというキャラクターの多面的な魅力となっている。


